更新日 2026.08.28 | 公開日 2026.08.27 物流倉庫でのお仕事
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バイトの有給はもらえる?取得条件・日数・給料・申請方法をわかりやすく解説

アルバイトやパートでも、一定の条件を満たせば有給休暇を取得できます。しかし、「バイトでも本当にもらえるの?」「何日付与されるの?」「シフト制でも対象になる?」と疑問や不安を抱えている人は少なくありません。また、有給中の給与の計算方法や申請の流れ、退職前の有給消化について知っておきたい人も多いでしょう。

この記事では、バイトの有給休暇の取得条件や付与日数、給与の仕組み、申請方法までわかりやすく解説します。有給休暇を正しく理解し、自分の権利を安心して活用するための参考にしてみてください。

■この記事のまとめ

    • アルバイトやパートでも、6か月以上の継続勤務と出勤率8割以上などの条件を満たせば、有給休暇を取得できる。
    • 有給休暇の日数は勤務日数や勤続年数によって決まり、シフト制・短時間勤務・学生・主婦(主夫)・Wワークでも条件を満たせば対象となる。
    • 有給中も給与は会社のルールに基づいて支給され、正しい手順で申請すれば安心して制度を活用できる。

 

 




バイトでも有給休暇は取得できる


アルバイトやパートでも、条件を満たせば有給休暇を取得できます。しかし、「自分も対象なのか」「正社員との違いはあるのか」と疑問を持つ人も少なくありません。ここでは、有給休暇の付与条件や正社員との違い、対象となる人の範囲について解説します。

アルバイト・パートにも有給休暇を付与する義務がある

アルバイトやパートでも、一定の条件を満たせば年次有給休暇を取得できます。労働基準法では雇用形態ではなく「労働者」であることを基準としているため、正社員だけでなく、契約社員を含むアルバイトやパートも対象です。会社には、要件を満たした労働者へ有給休暇を付与する義務があり、「アルバイトだから有給はない」という扱いは認められていません。

有給休暇が付与される主な条件は、「入社から6か月継続して勤務していること」と「その期間の全労働日の8割以上出勤していること」の2つです。これらを満たすと、所定労働日数に応じた有給休暇が発生します。有給休暇は賃金が支払われる休暇であり、心身の疲労回復や仕事と生活の両立を支える制度といえるでしょう。

正社員との違いは付与日数のみ

アルバイトと正社員では、有給休暇を取得する権利に違いはありません。異なるのは、勤務日数や勤務時間に応じて付与される有給休暇の日数です。週5日以上勤務する人や週30時間以上働く人は、正社員と同じ基準で有給休暇が付与されます。

一方、週4日以下かつ週30時間未満の短時間勤務者は、勤務日数に応じた比例付与の対象となり、週2日勤務や週3日勤務など働き方に合わせて日数が決まります。例えば、週5日勤務で条件を満たした場合は、入社から6か月後に10日の有給休暇が付与されます。一方、週3日勤務では初年度に5日が付与され、その後は勤続年数に応じて日数が増加します。雇用形態ではなく勤務実態に基づいて付与日数が決まるため、アルバイトだから不利になるわけではありません。

学生・高校生・主婦・Wワークでも対象になる

有給休暇は、学生や高校生、主婦(主夫)、副業・Wワークで働く人など、立場にかかわらず、法律上の条件を満たせば取得できます。例えば、大学生のアルバイトや主婦(主夫)のパート勤務、複数の職場を掛け持ちするダブルワークでも、それぞれの勤務先で要件を満たしていれば有給休暇が付与されます。

高校生のアルバイトも労働基準法の適用対象であり、継続勤務期間や出勤率の条件を満たせば有給休暇を取得できます。ただし、Wワークでは勤務先ごとに雇用契約が異なるため、有給休暇も勤務先ごとに管理され、勤務時間を合算して計算することはありません。雇用形態だけで対象外と判断せず、自身の勤務条件を確認しておくと安心でしょう。




バイトで有給休暇を取得する条件


バイトでも、有給休暇を取得するには法律で定められた条件を満たす必要があります。条件を正しく理解しておけば、自分が対象かどうかを判断しやすくなるでしょう。ここでは、バイトで有給休暇を取得するための条件について解説します。

6か月以上継続勤務している

アルバイトで有給休暇を取得するには、雇い入れの日から6か月以上継続して勤務していることが条件です。継続勤務とは、同じ会社に6か月以上在籍し、雇用契約が継続している状態を指します。アルバイトやパート、契約社員など、雇用形態は問いません。

この条件に加え、出勤率の要件も満たすと年次有給休暇が付与されます。初回の付与後も、継続勤務と出勤率の条件を満たせば、勤続年数に応じて付与日数が増えていきます。ただし、入社から6か月経過しただけでは対象にならず、次に紹介する出勤率の条件も満たす必要があります。まずは自分の入社日を確認し、有給休暇が付与される時期を把握しておきましょう。

全労働日の8割以上出勤している

有給休暇が付与されるには、6か月以上継続して勤務していることに加え、その期間の全労働日の8割以上出勤している必要があります。全労働日とは、会社が勤務日として定めた日を指し、シフトが入っていない日は含まれません。

勤務予定日に無断欠勤や欠勤が多い場合は、出勤率が8割未満となり、有給休暇が付与されない可能性があります。一方、年次有給休暇を取得した日や、業務上のけがや病気による休業などは、法律上は出勤したものとして扱われます。出勤率は会社が管理していますが、不安がある場合は勤務実績やシフト表を確認し、必要に応じて担当者へ相談しておきましょう。

シフト制・短時間勤務でも条件を満たせば取得できる

シフト制や短時間勤務のアルバイト・パートでも、条件を満たせば有給休暇を取得できます。勤務日数や勤務時間が正社員より少なくても、6か月以上継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していれば対象です。

ただし、週5日以上勤務する人と、週4日以下かつ週30時間未満で働く人では、付与される日数が異なります。例えば、週3日勤務の場合は勤務日数に応じた比例付与となり、働き方に合わせた日数の有給休暇が与えられます。そのため、「短時間勤務だから有給はない」「シフト制では取得できない」と心配する必要はありません。自分の契約内容や所定労働日数を確認し、付与日数を把握しておきましょう。




バイトの有給休暇は何日もらえる?


バイトの有給休暇の日数は、週の勤務日数や労働時間、勤続年数によって異なります。週5日勤務と週4日以下では付与方法が異なるため、自分の働き方に当てはめて確認することが大切です。ここでは、勤務日数ごとの付与日数や勤続年数による違いについて解説します。

週5日勤務の付与日数

週5日勤務、または週30時間以上働いているアルバイトは、一般の労働者と同じ基準で有給休暇が付与されます。付与日数は勤続年数に応じて増加し、6か月で10日、1年6か月で11日、2年6か月で12日と段階的に増え、6年6か月以上では20日となります。これらの日数は法律で定められており、会社が任意に減らすことはできません。

有給休暇は毎年新たに付与されるため、現在の勤続年数に応じた日数を確認しておくことが大切です。また、前年から繰り越した有給休暇が残っている場合は、一定の範囲であわせて利用できます。取得できる日数や残日数は給与明細や勤務先の管理システムなどで確認し、計画的に活用しましょう。

週4日以下は比例付与になる

週4日以下の勤務で、週の所定労働時間が30時間未満のアルバイトやパートには、「比例付与」が適用されます。これは、勤務日数に応じて年次有給休暇が付与される制度です。例えば、週4日勤務なら初回は7日、週3日勤務なら5日、週2日勤務なら3日、週1日勤務なら1日の有給休暇が付与されます。いずれも、「6か月以上継続勤務」と「出勤率8割以上」の条件を満たす必要があります。

さらに、勤続年数に応じて比例付与の対象者も有給日数が増えていきます。そのため、「短時間勤務だから有給はもらえない」と考える必要はありません。シフト制や扶養内勤務であっても、条件を満たせば法律に基づいて有給休暇を取得できます。

勤務年数ごとの付与日数一覧

週5日勤務または週30時間以上勤務しているアルバイトは、勤続年数に応じて有給休暇の日数が増えていきます。

付与日数は、以下のとおりです。

勤続年数 付与日数
6か月 10日
1年6か月 11日
2年6か月 12日
3年6か月 14日
4年6か月 16日
5年6か月 18日
6年6か月以上 20日

週4日以下かつ週30時間未満で働く場合は比例付与が適用されるため、自分の勤務条件に合った付与日数を確認しておきましょう。




バイトの有給中の給料はどう計算される?


有給休暇を取得すると給与は支給されますが、実際の計算方法は勤務先によって異なります。通常どおりの賃金が支払われるケースだけでなく、平均賃金や標準報酬日額で計算される場合もあるため、事前に仕組みを理解しておくことが大切です。ここでは、バイトの有給中の給料の計算方法について解説します。

通常どおりの賃金が支払われるケース

アルバイトが有給休暇を取得すると、休んだ日も給与が支給されます。最も一般的なのは、「通常どおりの賃金」が支払われる方法です。これは、有給休暇を取得しなければ、その日に働いて受け取れた賃金を支給する仕組みを指します。例えば、時給1,200円で1日5時間勤務の契約なら、有給休暇を取得した日は6,000円が支払われます。

多くの企業で採用されている計算方法であり、アルバイトやパートも正社員と同様に対象となります。有給休暇を取得したことを理由に時給が下がったり、給与が支給されなかったりすることはありません。なお、計算方法は就業規則などであらかじめ定められており、有給休暇を取得するたびに変更することもできません。

平均賃金・標準報酬日額で計算するケース

会社によっては、有給休暇中の給与を「平均賃金」または「標準報酬日額」で計算する場合があります。平均賃金は、原則として有給取得前3か月間に支払われた賃金総額を、その期間の総日数で割って算出する金額です。一方、標準報酬日額は、健康保険の標準報酬月額を基準に計算する方法であり、採用には労使協定の締結が必要となります。

どの計算方法を採用するかは、労働基準法に基づいて会社が就業規則などで定めます。労働者ごとや有給休暇を取得するたびに計算方法を変更することは認められていません。そのため、通常の賃金と支給額が異なっていても、就業規則に沿って計算されていれば問題はないといえます。給与額に疑問を感じた場合は、まず給与明細や就業規則を確認し、不明な点があれば勤務先へ問い合わせるとよいでしょう。

シフト制の場合の給与の考え方

シフト制のアルバイトでも、有給休暇を取得した日は給与が支給されます。ただし、有給休暇を取得できるのは、もともと勤務予定だった日に限られます。例えば、シフトが入っていない休日を有給休暇へ変更して給与を受け取ることはできません。

支給額は、会社が採用している計算方法によって異なります。通常どおりの賃金を支払う方法であれば、勤務予定時間分の給与が支給されるのが一般的です。一方、平均賃金や標準報酬日額で計算する会社では、それぞれの基準に沿って支給額が決まります。シフトが毎週変動する職場では、有給休暇を取得する日によって支給額が変わる場合もあります。そのため、勤務予定が確定してから申請すると安心でしょう。




バイトで有給休暇を取得する流れ


有給休暇をスムーズに取得するには、申請方法や取得日を決める流れ、取得後の確認事項を理解しておくことが大切です。ここでは、アルバイトが有給休暇を取得する際の具体的な手順について解説します。

店長・勤務先へ申請する

アルバイトで有給休暇を取得する際は、まず店長やシフト管理の担当者へ申請します。申請方法は勤務先によって異なり、申請書の提出や社内システムへの入力、口頭での申し出などが一般的です。就業規則や職場のルールを確認し、定められた手順に沿って手続きを進めましょう。

有給休暇は法律で認められた労働者の権利であり、一定の要件を満たせばアルバイトやパートも取得対象となります。「アルバイトだから申請できない」という扱いは認められていません。ただし、シフト作成後や取得希望日の直前では調整が難しくなる場合もあるため、早めに相談することが大切です。

取得日を相談して決定する

有給休暇は、原則として労働者が希望する日に取得できます。ただし、実際には勤務先と日程を相談しながら決める場合も少なくありません。繁忙期や人員不足などで事業の正常な運営に支障が生じる場合に限り、会社は別の日への変更を求める「時季変更権」を行使できます。そのため、希望日が決まっている場合は早めに伝え、代替日も含めて相談すると円滑です。

シフト制のアルバイトでも、有給休暇は勤務予定日に取得します。もともと休日の日を有給へ変更することはできません。退職前に有給を消化したい場合は、引き継ぎや最終出勤日を考慮したうえで、早めに勤務先へ相談しておきましょう。

給与明細で反映を確認する

有給休暇を取得した後は、給与明細へ正しく反映されているか確認しましょう。有給を取得した日は、会社が定める計算方法に基づいて賃金が支払われるため、欠勤扱いになっていないか、有給取得日数や支給額に誤りがないかを確認することが大切です。

給与明細には、「有給」や「年休」などの項目で取得日数や支給額が記載される場合があります。取得したにもかかわらず給与が減額されていたり、日数が反映されていなかったりするときは、早めに勤務先の担当者へ確認しましょう。タイムカードやシフト表、申請書の控えを保管しておけば、確認が必要になった際もスムーズに対応できます。




バイトの有給休暇を正しく理解して活用しよう


アルバイトやパートでも、6か月以上の継続勤務と出勤率8割以上などの条件を満たせば、有給休暇を取得できます。付与日数は勤務日数や勤続年数によって異なりますが、シフト制や短時間勤務、学生や主婦(主夫)、Wワークでも対象となる場合があります。また、有給中の給与は会社が定める計算方法に基づいて支給され、正しい手順で申請すれば安心して利用できます。

万が一、有給休暇の取得を不当に断られたり、給与が正しく支払われなかったりした場合は、就業規則や給与明細を確認し、勤務先へ相談することが大切です。本記事を参考に、自分の勤務条件や付与日数を確認し、有給休暇を適切に活用して働きやすい環境を整えましょう。

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